春のたくらみ   

冬の空気の合間に春の気配がするりと
レイヤーのごとく感じられるようになりました。

私たちが春待ちな気分なのにもまして
ブンブーーンとエンジン音が感じられるほどに
今にも走り出しそうな気配をビンビンに出しているのが
そう、植物たち(笑)

久しぶりにベランダのプランターをみると
しばらくオフブロードウェイ状態だったプランターに
徐々に目立つキャストが増えてきて、しかも
君はだれ?みたいな、植えた覚えがウロ~い
が、明らかに雑草ではない風情の、役名がつきそうな子が…
そろそろ、ミンナそろってオンブロードウェイの季節が始まります。

しかし、君…ホンマに誰(笑)?掘って根元の種見ればわかるんだけどね。

さて、そんなプランター劇場だけでなく、
我が家のサターンズの異名をとる蔓族のみなさま(ブドウ、ベリー類)は、
今やすっかり蕾の先もパックリ割れて、黄緑の芽がニュイっと。
いつでもボンと葉っぱ広げたるっ!今年もやるで~
という気配を漂わせております。ひぇーこわっ(笑)
生え出すと手がつけられないので、業界関係者には魔物と例えられる蔓族のミナサマ
とってもかわいいけど戦々恐々です(笑)

ということで、いよいようちのサターンズ・ブドウ族の
お手入れの時期がやってまいりました。

そろそろ気温もイイカンジなので、三月に入った先週末枝を切り戻し、蔓を払いました。
ワイヤーや支柱に残っている、カリカリに乾いた蔓をゴリゴリと取り除きます。
これをしないと、ここに雨露がしみこんで、今年のブドウが病気になる原因になるのです。
払った蔓や切った枝は適宜土に漉き込みます。
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うちの子たちはまだ休眠中ですが、もうまもなく目が覚めるはず。
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取り除いたあとの蔓、色といい形といい何かに似てる…
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そう、ドイツのパン、ブレツェル!
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並べてみると納得。

切り取った枝も一応ストックしました。
これで根がでたら、株分け→里子
今年は株分けできる子があるか…ウーン、頑張ります。
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# by miyumayu27 | 2014-03-10 06:06 | 日々のこと

旅館 井筒安   

先日の茶香服の会場となった、旅館 井筒安さんは
170余年の歴史を誇る老舗の料理旅館。
今回、創業以来初となる大改装をされたと伺い、茶香服のあと少しお時間を頂戴し
館の中を案内頂けることになりました。

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きれいに水をうたれた玄関の向って左手、つまり通りに面した側が
全面格子の入ったガラスで、日が燦々と入る明るい空間。
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その通りは、かつて伏見街道と呼ばれた場所。
尊皇攘夷が吹き荒れた時代には、当然切りあいなど日常茶飯事で
刀やらなんやらと飛んでくるのを、皆で畳みを立てかけて防いでいたとのこと。
さすが、玄関からすでに語れる物語がある…
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入ってすぐ、階段脇には新しい木目の色が照明に照り映えて美しい
広々と開放感のあるオープンキッチン。お一人様や少人数のお客様に対応する
お食事のための空間で、ご当主が自らそこに立たれて料理をされているとのこと。
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ここを作る際、タダでさえ忙しい料理旅館で長である人間がそんなことをしている場合ではない
なんて無謀ななどなどといわれたそうですが
ご当主曰く、歴代の当主が継いできたご自身の名前は店の名前の一部
看板にも等しい、そんな自分が奥に篭ってお客様にご挨拶もできないのではいけない
ご来館のお客様も、ご出発のお客様も、お料理を準備しながら
ちゃんとその時にご挨拶できるように、そんな想いから、その空間を作られたとか。
ご当主の意志が凛と伝わる、静謐な空間です。
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その奥は、美しい中庭を望む休憩スペース。
私たちだと「和モダン」とか単純に表現しちゃうのですが、それは正しくなくて
今回の改装はあくまでこれから何百年と続く旅館の歴史の通過点であり、
何十年何百年経っても同じような古今を問わない、そんな佇まいであることをめざしておられるので、
モダンとかそういう表現はあえてされないそうです。
本当に潔いまでに装飾も簡素で色もほぼ単色といえる、そんなシンプルな作り。
ちなみにモチーフは「串をさしたお豆腐」だそうです。
繭とかそんなキレイなイメージだったのですが、このヒネリ、京都です(^-^)
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その奥には新しい設えのお部屋が。元々は二間だったお部屋をくっつけてお食事どころと寝室を一室に。
とても抑え目な照明と設えで、とてもシンプル、日常を排したシンプルさがとても落ち着きます。
一階二階を共通して、お部屋にはお風呂はついていません。
それは、お湯を張ると1トンを越えるものを何箇所も設けると下の階が梁や筋交いだらけ。
ということで、その解決策として、貸切の広々としたお風呂を三ヶ所。
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そのうちの一室は、かつて隣り合う名園渉成園に襖絵を納めるために棟方志功が泊り込んでいたという由緒ある部屋
そこをあえて潰してお風呂にしたとのこと…すごい英断…
そこから二階へ。沢山の人が踏みしめてきた床材は、私の大好きな感触と色。
できればはだしで歩きたい…がさすがにちょっとガマン(笑)
お二階には懐かしい建具や昔のガラスがそのまま残された、ほっとするような普通のお部屋。
廊下には一部あり合わせの木材を繋ぎ合わせたような、
一ヵ所で4種類の異なった木材が床板に使われている部分があります。
それがまた、旅館の歴史を物語って素晴らしい。
単に歩いて回っているだけだと、そんなことにも気付かないですが、
ご当主が忙しい時間を割いて、隅々までご案内くださったおかげで、すっかりこの建物のファンに。

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最後にご案内いただいたお部屋は、茶香服の行われた場所の横の一室で、一見シンプルで普通の一室なのですが
雑味がなくその分すごく静かな感じ。
なんでもここを好んでご利用のお客様にはこの佇まいが集中できるとのことで、
某有名銀行の方々が重要なお話に利用されるとか…
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窓越し、風でヒラと揺れるすだれの合間から、下の伏見街道がみえます。
江戸末期激動の時代にはここから何が見えたんだろう…
と、ちょっと想いを馳せました。
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茶香服が終わり、ご当主と若女将に見送っていただきつつ井筒安さんを後にすると、
目の前に夜空を照らす巨大ロウソクような京都タワー。
そうか、京都タワーのモチーフって和蝋燭だったわ…と、実感しました。
いつかあのお部屋に泊まって、ノンビリと美味しい料理をいただけるような、素敵な人になりたいものです…
ご当主、若女将には、本当に沢山のお時間を頂戴して、真のおもてなしを頂戴しました。
プロとして自らの舞台となるこの旅館を心から愛し、想いを込めて手入れをされて、
そしてこれからも育てて行かれるのだなと、しみじみと心の底から感じました。
ご当主ありがとうございました!
次は…お客か、はたまた競争相手か…(笑)
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# by miyumayu27 | 2014-03-06 06:00 | 京都のこと

Food Mood   

Food Mood

風土 夢土

Foodと風土
響き 不思議な偶然

風から風へ 土から土へ
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# by miyumayu27 | 2014-03-05 13:59 | 食べること