<   2014年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧   

春のたくらみ   

冬の空気の合間に春の気配がするりと
レイヤーのごとく感じられるようになりました。

私たちが春待ちな気分なのにもまして
ブンブーーンとエンジン音が感じられるほどに
今にも走り出しそうな気配をビンビンに出しているのが
そう、植物たち(笑)

久しぶりにベランダのプランターをみると
しばらくオフブロードウェイ状態だったプランターに
徐々に目立つキャストが増えてきて、しかも
君はだれ?みたいな、植えた覚えがウロ~い
が、明らかに雑草ではない風情の、役名がつきそうな子が…
そろそろ、ミンナそろってオンブロードウェイの季節が始まります。

しかし、君…ホンマに誰(笑)?掘って根元の種見ればわかるんだけどね。

さて、そんなプランター劇場だけでなく、
我が家のサターンズの異名をとる蔓族のみなさま(ブドウ、ベリー類)は、
今やすっかり蕾の先もパックリ割れて、黄緑の芽がニュイっと。
いつでもボンと葉っぱ広げたるっ!今年もやるで~
という気配を漂わせております。ひぇーこわっ(笑)
生え出すと手がつけられないので、業界関係者には魔物と例えられる蔓族のミナサマ
とってもかわいいけど戦々恐々です(笑)

ということで、いよいようちのサターンズ・ブドウ族の
お手入れの時期がやってまいりました。

そろそろ気温もイイカンジなので、三月に入った先週末枝を切り戻し、蔓を払いました。
ワイヤーや支柱に残っている、カリカリに乾いた蔓をゴリゴリと取り除きます。
これをしないと、ここに雨露がしみこんで、今年のブドウが病気になる原因になるのです。
払った蔓や切った枝は適宜土に漉き込みます。
a0118723_681476.jpg

a0118723_683227.jpg

うちの子たちはまだ休眠中ですが、もうまもなく目が覚めるはず。
a0118723_682544.jpg

取り除いたあとの蔓、色といい形といい何かに似てる…
a0118723_693436.jpg

そう、ドイツのパン、ブレツェル!
a0118723_693797.jpg

並べてみると納得。

切り取った枝も一応ストックしました。
これで根がでたら、株分け→里子
今年は株分けできる子があるか…ウーン、頑張ります。
[PR]

by miyumayu27 | 2014-03-10 06:06 | 日々のこと

旅館 井筒安   

先日の茶香服の会場となった、旅館 井筒安さんは
170余年の歴史を誇る老舗の料理旅館。
今回、創業以来初となる大改装をされたと伺い、茶香服のあと少しお時間を頂戴し
館の中を案内頂けることになりました。

a0118723_6341772.jpg


きれいに水をうたれた玄関の向って左手、つまり通りに面した側が
全面格子の入ったガラスで、日が燦々と入る明るい空間。
a0118723_636556.jpg

その通りは、かつて伏見街道と呼ばれた場所。
尊皇攘夷が吹き荒れた時代には、当然切りあいなど日常茶飯事で
刀やらなんやらと飛んでくるのを、皆で畳みを立てかけて防いでいたとのこと。
さすが、玄関からすでに語れる物語がある…
a0118723_637011.jpg

入ってすぐ、階段脇には新しい木目の色が照明に照り映えて美しい
広々と開放感のあるオープンキッチン。お一人様や少人数のお客様に対応する
お食事のための空間で、ご当主が自らそこに立たれて料理をされているとのこと。
a0118723_6343131.jpg

ここを作る際、タダでさえ忙しい料理旅館で長である人間がそんなことをしている場合ではない
なんて無謀ななどなどといわれたそうですが
ご当主曰く、歴代の当主が継いできたご自身の名前は店の名前の一部
看板にも等しい、そんな自分が奥に篭ってお客様にご挨拶もできないのではいけない
ご来館のお客様も、ご出発のお客様も、お料理を準備しながら
ちゃんとその時にご挨拶できるように、そんな想いから、その空間を作られたとか。
ご当主の意志が凛と伝わる、静謐な空間です。
a0118723_6344348.jpg

その奥は、美しい中庭を望む休憩スペース。
私たちだと「和モダン」とか単純に表現しちゃうのですが、それは正しくなくて
今回の改装はあくまでこれから何百年と続く旅館の歴史の通過点であり、
何十年何百年経っても同じような古今を問わない、そんな佇まいであることをめざしておられるので、
モダンとかそういう表現はあえてされないそうです。
本当に潔いまでに装飾も簡素で色もほぼ単色といえる、そんなシンプルな作り。
ちなみにモチーフは「串をさしたお豆腐」だそうです。
繭とかそんなキレイなイメージだったのですが、このヒネリ、京都です(^-^)
a0118723_635534.jpg

その奥には新しい設えのお部屋が。元々は二間だったお部屋をくっつけてお食事どころと寝室を一室に。
とても抑え目な照明と設えで、とてもシンプル、日常を排したシンプルさがとても落ち着きます。
一階二階を共通して、お部屋にはお風呂はついていません。
それは、お湯を張ると1トンを越えるものを何箇所も設けると下の階が梁や筋交いだらけ。
ということで、その解決策として、貸切の広々としたお風呂を三ヶ所。
a0118723_6351570.jpg

そのうちの一室は、かつて隣り合う名園渉成園に襖絵を納めるために棟方志功が泊り込んでいたという由緒ある部屋
そこをあえて潰してお風呂にしたとのこと…すごい英断…
そこから二階へ。沢山の人が踏みしめてきた床材は、私の大好きな感触と色。
できればはだしで歩きたい…がさすがにちょっとガマン(笑)
お二階には懐かしい建具や昔のガラスがそのまま残された、ほっとするような普通のお部屋。
廊下には一部あり合わせの木材を繋ぎ合わせたような、
一ヵ所で4種類の異なった木材が床板に使われている部分があります。
それがまた、旅館の歴史を物語って素晴らしい。
単に歩いて回っているだけだと、そんなことにも気付かないですが、
ご当主が忙しい時間を割いて、隅々までご案内くださったおかげで、すっかりこの建物のファンに。

a0118723_6352279.jpg

最後にご案内いただいたお部屋は、茶香服の行われた場所の横の一室で、一見シンプルで普通の一室なのですが
雑味がなくその分すごく静かな感じ。
なんでもここを好んでご利用のお客様にはこの佇まいが集中できるとのことで、
某有名銀行の方々が重要なお話に利用されるとか…
a0118723_6355682.jpg

窓越し、風でヒラと揺れるすだれの合間から、下の伏見街道がみえます。
江戸末期激動の時代にはここから何が見えたんだろう…
と、ちょっと想いを馳せました。
a0118723_63544100.jpg

茶香服が終わり、ご当主と若女将に見送っていただきつつ井筒安さんを後にすると、
目の前に夜空を照らす巨大ロウソクような京都タワー。
そうか、京都タワーのモチーフって和蝋燭だったわ…と、実感しました。
いつかあのお部屋に泊まって、ノンビリと美味しい料理をいただけるような、素敵な人になりたいものです…
ご当主、若女将には、本当に沢山のお時間を頂戴して、真のおもてなしを頂戴しました。
プロとして自らの舞台となるこの旅館を心から愛し、想いを込めて手入れをされて、
そしてこれからも育てて行かれるのだなと、しみじみと心の底から感じました。
ご当主ありがとうございました!
次は…お客か、はたまた競争相手か…(笑)
[PR]

by miyumayu27 | 2014-03-06 06:00 | 京都のこと

Food Mood   

Food Mood

風土 夢土

Foodと風土
響き 不思議な偶然

風から風へ 土から土へ
[PR]

by miyumayu27 | 2014-03-05 13:59 | 食べること

茶香服-Chakabuki-   

先日{茶香服(ちゃかぶき)」という会に参加してまいりました。
それは何ぞや?といいますと、
簡単に言うと利き茶なのですが
ワインのブラインドティスティングとはちょっと違って
茶の湯が盛んだった武家の時代では、ギャンブル性がとても高い
所謂「あてもの」、これで家が傾いたような御武家様も多かったとか…
カブキ、ですね…これまた候。

競技には、花鳥風月客という五種類のお茶が準備されます。
楽しいイベント的にやるなら玄米茶やらほうじ茶を入れて当てやすくするようですが
真正面からお茶と向える場にとのご店主の熱意と
真っ向から向き合いたい参加者の希望で
セミプロ仕様?というか、プロの方が研鑽を積むのに近い形式で参加させていただけるという…
ということで、京都産と八女産の玉露を2種、京都と静岡と鹿児島の煎茶を3種の合計5種が順不同で出てくるので飲んでみて種類を当て、それを3回繰り返し、5x3回での合計点を15点満点で競います。
満点だと皆点(かいてん)、0点だと「ちょっと」といわれます。

まず最初に茶葉だけが回ってきます。
a0118723_0401934.jpg


その茶葉を思いっきり鷲掴みにして、寒い時にするように息をハーっと吹きかけ
上がってくる香りを感じ記憶します。
a0118723_0421240.jpg


この香りと後にでてくるお茶の香りが同じとのこと…
理屈は分かるのですが、そう簡単にはいきません(笑)
何とか少しでもと鼻を近づけて匂いすぎ、鼻の周りがお茶っぱまみれ…(笑)
その香りの記憶を元に、一煎目を飲みます。
a0118723_0392075.jpg


五種類五杯のお茶が順番に出てきます。
色、香りからこれと思うお茶の種類に割り当てられた札を札入れに投じます。
a0118723_0385043.jpg

a0118723_0405774.jpg


さっきあんなに香りをかいだはずなのに、とたんにワカラン…(笑)
この辺で軌道修正して、感じたことをメモメモ…(がこのメモであとでワナにはまる(笑))
これやろ!と思って札を入れても、後で回ってきたお茶を飲んだ瞬間
しまった!さっき入れた札がこっちやん、札返してーー
ってのが多くて、他の参加者の皆さんと一同
ため息と「間違えた…」的ヒトリゴトが増えます(笑)
一煎目の5種が出てきた段階で答え合わせ。飲んでるときは真剣そのものなのに
この答えあわせが始まると、「やった」とか「えーーー」とか悲喜こもごもで一挙にワイワイ。
私はこれで三回目の挑戦やってのに、カラッキシあたりません(笑)
ここ軌道修正して、「あああの味がこのお茶なんやなー」って覚えなおす。
で、二煎目がスタート。
一煎目は五杯全部飲めますが、二煎目からは四杯目が出て、
その札を入れれば残りの札は自動的に決まってしまうので
五杯目は飲めないという仕組み、
四杯目の札を入れたら、続いて最後の札を入れます。
悔しさアップの演出、うぬーーー(笑)
みんな真剣さがアップしていて、当てたろう!って気合がとてつもなくて、
あっち?こっち?と迷う迷う(笑)
策を弄しすぎて、策にハマる…
で、やっぱり「しまった…あの札もう入れたわー」となるわけです(笑)
昔の人もこうだったんでしょうね…古今東西、人って変わらん(笑)

でも一応一巡してちょっと分かったので、二煎目は少し正解率アップ。
いよいよ三煎目、迷うけど、ちょっとだけ分かってきた…気がする…
三杯目まで飲んだ段階で、煎茶の札を二枚残してました
両方苦い感じのお茶だし、難しいのを残しちゃったなぁと。
四杯目が目の前に、香ってみて、一口飲んだ時感じたことが
一杯目でとった感想メモと一致するところがあったんです!
「でもホンマかな?」って迷いはあるけど、どうせ決定打ないし、
この際メモに従おうと、その決断は正しかったのですが
感想の横に書いてあった「客」の札を入れたところ
実はその時の正解は「月」で、答えを訂正するのを忘れたんです…
そこの答えを正しく書き直していたら正解だったんですよ、実は。
で、最初の三個の札が正解だったので、全問正解だったんです。
あいたた…
ということで、初めての皆点(かいてん:5点満点のこと)は逃しましたが
皆点に近寄ったってのが嬉しかったです(^-^)
前回より順位を上げて、今回はななんと三位入賞!
伝説の孫右衛門のほんず抹茶石鹸が当たりました!
a0118723_0434155.jpg


これ、ホントにすごい石鹸らしく、スベッスベになるらしい。
今の石鹸がなくなったら使う、楽しみです(^-^)

今回も素晴らしい会を催してくださった孫右ヱ門ご店主
そして会場の井筒安ご当主、本当にありがとうございました。
[PR]

by miyumayu27 | 2014-03-04 06:00 | お茶の時間

For You To You   

私は料理は上手なほうじゃないけど

食べるのもマニアじゃないけど

人に何かを作ってあげるのが嬉しいし
人に何かメニューやらお薦めしたり
食材や美味しいお店を紹介したり

とにかく喜んでもらえることが、なによりの私のご馳走
誰かの美味しいの顔が、私のメインディッシュ

For YouとかTo Youから、私の食が始まる。
[PR]

by miyumayu27 | 2014-03-03 21:29 | 日々のこと