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特別展「幽霊・妖怪画 大全集」   

今更ながら連休初めのことですが
特別展「幽霊・妖怪画 大全集」を見に行きました。
http://yurei-yokai-osaka.com/
弟の趣味なので、私の直接の趣味ではないですが
基本的に何でもほぼOKというか、とりあえず食わず嫌いはしないで
何でもみてみる性質なので
NHK大阪放送局とくっついてます。
大阪歴史博物館
歴史博物館なのですが、すごく未来的というか
時の船みたいなイメージ、宇宙的です、すごく。
中はすごくキレイ、見学しやすく広々。

幽霊画、妖怪画、妖怪画も狸や狐やカテゴリーごとに展示されていて
錦絵のタッチも素晴らしく、絵柄、内容
そして錦絵の歴史の変遷という面でも
とても面白かったです。
AKB総選挙みたいに、妖怪に投票するってイベントもありましたが(笑)

今回見学していて疑問だったこと、分かったこと
幽霊画の幽霊は、大体同じポーズなこと
品評目的な時期もあるため、時代性が結構あること
疑問といえば「何故、幽霊と柳はワンセットなのか?」
基本的には河童のような妖しのものは、
民間伝承というか、イソップ童話のような位置づけで
「そういうことをすると危ない」
例えば「祇園祭の前に池に水遊びに行くと、河童に尻子玉を抜かれる」って言われるのは
そんな早い時期に水に近付くと寒いし危ないってことを、
子供たちに分かりやすく教える意味合いがあったと思うわけです。
でも、怖さと身近さを兼ね備えてる感覚もあり、不思議な位置づけです。
夜くちぶえを吹くと、子取りがくるとか
私が子供の頃でもまだ親に言われましたよ、コトリ。

一番最後のコーナーで風刺画が展示されててですね、
とある商売の人が亡くなったら地獄でこんな目にあうみたいな
モチーフの墨絵のシリーズがありました。寓絵ですかね。
例えば寿司屋さんが寿司みたいに握られるとか、そういう構図なのですが
大部分の職業は一般的なんですよ、ほら饅頭屋さんとか、一般的でしょう?
そんな数多の一般的な職業に混じって堂々とあったのが、吹矢師!
思わず何度も間違ってるのかと見直しましたが、吹矢師なんです。
吹矢にプッって吹かれてるんですよ…相手じゃなくて(笑)
ってか、どんだけ吹矢師おったのよ、江戸時代に!!
そんなにみんな誰かの恨みをかってたのかしら…
しょっちゅう「ぷっ」って吹いてもらいたくなるような。
と、最後の最後に?????が飛びまくった、楽しい特別展でした。
まだ会期は少しありますので、ご興味にあるかたは是非。

by miyumayu27 | 2013-05-12 20:00 | 日々のこと

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