知られざるミュシャ展
2013年 04月 28日
パリッとしたシャツのイメージの私が
柔らかなジャージ地のカシュクールに憧れるように
スパスパとシャープに、線状な毎日を生きる私は
柔らかく流れるように、ふくよかで色っぽい
流線型の日々やモノに憧れてやまない…のです。
高校時代は印象派の巨匠、オーギュスト・ルノワールのファンだったのですが、
美術史の中の潮流が印象派の時代から
やがてアールヌーボーの時代に移り変わるように
私の好みも移り変わって、あんなに印象派好みだったのに
今やすっかりアールヌーボー/アールデコ(ユーゲントシュティール)
なかでも、アルフォンス・ミュシャは原画を見るためだけに
プラハに行ったこともあるほど大好きな作家です。
ということで、行ける範囲である展示会などには
必ず足を運んでますが、今回も会期ギリギリではあるものの
京都伊勢丹内の「美術館・えき」で開催されていた
「知られざるミュシャ展」
行ってまいりました。
よく知られている代表作のサラ・ベルナールの連作はもちろん
初期の有名作、出世作から、後期の民族運動期の作品群まで
平均的で偏りがなく、初心者から愛好家まで
満足できるだろう素晴らしいセレクト。
私も見たことのない作品が沢山あって、至近距離で存分に堪能できて
本当に幸せな時間でした。
実は、あまりに感動しすぎ、展示物二周して、一番気に入った作品は
その前まで三回は戻りました(笑)
華やかなパリでの人気アーティストとしての時代
隅々まで遊びにみちて、コケティッシュで、
「こんなところにこんなモチーフが」みたいな、いい意味での裏切りというか
小悪魔的で、流し目的で
パリのカフェのテラス席のような、もうなんとも小憎らしい(笑)
それから、大きく俯瞰的なフレームを感じる時代に移って、
民族運動期の、ドカっと地面に腰を下ろしたような
画の中の人と腕を組んだり、中の子達の頭を撫でるような
作品とそこに描かれている人や光景への愛情が
太く濃く感じられる、そう…土ぼこりを感じるような作風へ。
本当に素晴らしい作品展でした…
図録と葉書をガッツリ買い込んでしまいました…
そういえば、私がお気に入りのポストカードをコレクションし始めたのは
プラハでミュシャのポストカードを買い込んでからだったような…
先日のドアノーの写真展でも感じたのですが
日本の民藝運動しかり、ヴォーリーズの建築しかり、
自分の育った国、暮らしている土地、地元の人とその営みを愛している
それが伝わる作品やモノを作る人が好きなんだな…と
そんなことを思います。
柔らかなジャージ地のカシュクールに憧れるように
スパスパとシャープに、線状な毎日を生きる私は
柔らかく流れるように、ふくよかで色っぽい
流線型の日々やモノに憧れてやまない…のです。
高校時代は印象派の巨匠、オーギュスト・ルノワールのファンだったのですが、
美術史の中の潮流が印象派の時代から
やがてアールヌーボーの時代に移り変わるように
私の好みも移り変わって、あんなに印象派好みだったのに
今やすっかりアールヌーボー/アールデコ(ユーゲントシュティール)
なかでも、アルフォンス・ミュシャは原画を見るためだけに
プラハに行ったこともあるほど大好きな作家です。
ということで、行ける範囲である展示会などには
必ず足を運んでますが、今回も会期ギリギリではあるものの
京都伊勢丹内の「美術館・えき」で開催されていた
「知られざるミュシャ展」
行ってまいりました。
よく知られている代表作のサラ・ベルナールの連作はもちろん
初期の有名作、出世作から、後期の民族運動期の作品群まで
平均的で偏りがなく、初心者から愛好家まで
満足できるだろう素晴らしいセレクト。
私も見たことのない作品が沢山あって、至近距離で存分に堪能できて
本当に幸せな時間でした。
実は、あまりに感動しすぎ、展示物二周して、一番気に入った作品は
その前まで三回は戻りました(笑)
華やかなパリでの人気アーティストとしての時代
隅々まで遊びにみちて、コケティッシュで、
「こんなところにこんなモチーフが」みたいな、いい意味での裏切りというか
小悪魔的で、流し目的で
パリのカフェのテラス席のような、もうなんとも小憎らしい(笑)
それから、大きく俯瞰的なフレームを感じる時代に移って、
民族運動期の、ドカっと地面に腰を下ろしたような
画の中の人と腕を組んだり、中の子達の頭を撫でるような
作品とそこに描かれている人や光景への愛情が
太く濃く感じられる、そう…土ぼこりを感じるような作風へ。
本当に素晴らしい作品展でした…
図録と葉書をガッツリ買い込んでしまいました…
そういえば、私がお気に入りのポストカードをコレクションし始めたのは
プラハでミュシャのポストカードを買い込んでからだったような…
先日のドアノーの写真展でも感じたのですが
日本の民藝運動しかり、ヴォーリーズの建築しかり、
自分の育った国、暮らしている土地、地元の人とその営みを愛している
それが伝わる作品やモノを作る人が好きなんだな…と
そんなことを思います。
by miyumayu27 | 2013-04-28 20:00 | 日々のこと