その土地のアジ
2012年 10月 03日
仕事柄、ワインのテクニカルシート(ワインの糖度や酸度などのデータ一覧)などを
訳したり記入したりすることが多々。
そこに記入されている製造者である醸造家や現地の担当者の「お勧めの料理」の欄に
最近よく「寿司」とか「エスニック・フード」と書いてあるのです。
流行ってるのもあるし、日本向けに準備してくれたからってのもあると思うのですが
彼らの言う「寿司」と私たちが思う「寿司」は確実に違うし、
そもそも「エスニックフード」って、どこまでを含むのか…
彼らにとっての「エスニック」は、我らの「エスニック」の範囲より格段に広いと思うし
その辺の判断が結構キモだったりするのだけど、それは文面からは分らない。
聞いてみないとね…
勝手にこちらの試飲したイメージを書いてももちろんいいのですが、彼らのそのワインを作った
意図と言うか、考え方と言うか、方向性ってものが一番大事だと思ってて、
出来る限り汲み取りたい…とは思ってて…
でも、イメージが重なり合ったとして、そこは、狙う「…に合う」という状態で本当にありえるのか…
結構無限ループ。
例えば、先日来日していたNZの醸造家と話していて
「このビンテージ、ビーフのローストと合わせて飲んだらびっくりするほどウマイんだ」と。
でも、ここで彼がいう「ビーフのロースト」とは、ビシビシの「脂身どこ?」っていう赤身肉。
血の色がまだはっきりしている、思いっきりレア。
私たちの食べる「それなりにサシの入った」「ピンク色の焼き加減」ってのではない…
ってのに話してて気づいて、ハッとして同時にものすごく納得した。
ということは、「サシの入った肉」を想定してレビューを書くと、間違ったことになる。
これを理解していけばいくほど、ますますワインというものが、その土地で飲むもの
「地産地消」がふさわしいモノってことになってしまう気がする…
訳したり記入したりすることが多々。
そこに記入されている製造者である醸造家や現地の担当者の「お勧めの料理」の欄に
最近よく「寿司」とか「エスニック・フード」と書いてあるのです。
流行ってるのもあるし、日本向けに準備してくれたからってのもあると思うのですが
彼らの言う「寿司」と私たちが思う「寿司」は確実に違うし、
そもそも「エスニックフード」って、どこまでを含むのか…
彼らにとっての「エスニック」は、我らの「エスニック」の範囲より格段に広いと思うし
その辺の判断が結構キモだったりするのだけど、それは文面からは分らない。
聞いてみないとね…
勝手にこちらの試飲したイメージを書いてももちろんいいのですが、彼らのそのワインを作った
意図と言うか、考え方と言うか、方向性ってものが一番大事だと思ってて、
出来る限り汲み取りたい…とは思ってて…
でも、イメージが重なり合ったとして、そこは、狙う「…に合う」という状態で本当にありえるのか…
結構無限ループ。
例えば、先日来日していたNZの醸造家と話していて
「このビンテージ、ビーフのローストと合わせて飲んだらびっくりするほどウマイんだ」と。
でも、ここで彼がいう「ビーフのロースト」とは、ビシビシの「脂身どこ?」っていう赤身肉。
血の色がまだはっきりしている、思いっきりレア。
私たちの食べる「それなりにサシの入った」「ピンク色の焼き加減」ってのではない…
ってのに話してて気づいて、ハッとして同時にものすごく納得した。
ということは、「サシの入った肉」を想定してレビューを書くと、間違ったことになる。
これを理解していけばいくほど、ますますワインというものが、その土地で飲むもの
「地産地消」がふさわしいモノってことになってしまう気がする…
by miyumayu27 | 2012-10-03 20:00 | おしごとのこと