琥珀流し 「栖園(せいえん)」   

「ながし」と聞いて、想像するものはなんでしょう。
季節柄そうめん流し?ギター片手?台所のシンク?
(高速スライダーな素麺流しとか、阿弥陀くじ的素麺流しとか、
ギャンブル性の強い素麺流しやってみたいなぁ…)

私の月一の恒例となりました「ながし」といえば
「琥珀流し」
大極殿本舗の茶寮「栖園(せいえん)」さんで食べれる寒天菓子。
寒天のお干菓子で「すり琥珀」ってがありますが、その生バージョン?

京都といえば、という感じで、ガイドブックにもよく写真が出ていて
食べたことなくても、ガイドブックや特集記事を見たことがある人なら
どこかで見たことがあると思うようなお菓子。見た感じイメージ「豆かん」ですよね。
アンティークガラスようなニュアンスの寒天、
月毎に違ったお味で供されるツルリっとしたお菓子
寒天なので、季節ごとにちょうどいい温度で食べられるのが魅力。
お店に行くと毎回、手にガイドブックを持ったカメラ女子を見かけます。

最初はね、私も同じようにビジュアルに惹かれて、食べてみてみようと思ったのです。
それは去年の春、4月のこと。
4月のお味は「桜蜜」、桜花の京都にふさわしい可憐な風情。
おいしいな、キレイだな、とガイドブックのままの感想で
その後それ以外のお味を試さないまま、時間が流れ…

今年の祇園祭、宵々々山の日、お昼前に偶然お店の前を通ると
いつもの行列というか、混んだ感じがない。
他の予定はあったけど、少しならいいかと思ってフラッと中へ。
7月のお味は「ペパーミント」、「薄荷」じゃなくて「ペパーミント」
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7月だけは傍らにサイダー、その他の月は温かいお茶がつきます。
思わぬイキオイでお店に入ったけど、思わぬ美しさで(思わぬ暑さのせいもあった?)
すっかり魅了。夏の日本海のような、水族館の水槽を見上げたような
ちょっとミステリアスなユラユラとした水色。

そして気がつけば、次の8月は私の大好きな「冷やし飴」。
関西人なら夏といえば「冷やし飴」、生姜シロップのジュース。
ということで、イソイソとお店へ。
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出てきたのは、まさしく「琥珀色のお菓子」。
「「琥珀流し」って名前は、このためにあるのかしらん?」と思ったほど
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味、色、食感、全てが私好み。毎月これでもいいと、ちょっと思った(笑)。

そして今、9月は「葡萄」
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キレイな葡萄色のジュースシロップに、いつもどおりの
ぷるりんとした寒天と、トッピングには干しぶどう
寒天の中に、少し違ったキュっとした食感のものがあり
何かな?と思ってお会計の時に女将さんに尋ねると
ブドウのゼリーを少し混ぜておられるとのこと。芸が細かい。

ツルリンした食感がお好きなら、絶対外れのないお菓子です。
来月は「栗」(でも女将は「あずき」っていってた…謎)、
11月は「柿」、
最後の12月は「黒豆」

そして4月の「桜蜜」まで、少しの間お休み。
うーん、秋めいてきます、京菓子の世界。

もうすぐ重陽、今年はどこのお菓子にしようかな…老松さんかな…

そして来年は5月、6月来訪必須、私の琥珀流しコレクション、完成予定。

ちなみにお店に寄られたら、おとめゴコロをくすぐるビジュアルの
銘菓「春庭良(カステラ)」と
レースかん」も是非お試し下さい。
(ちなみに、13時を過ぎると混み始めるので、午前中の来店がお勧めです。)
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by miyumayu27 | 2012-09-05 22:59 | おかしのこと

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